ブログとかで興味あるタイトルだったからクリックしたけど
「うわ・・・このブログ読みづらい。×ボタン押そう」
って経験をした人も多いと思います。
タイトルで人を引き付けるってことは、超大変なことなんです。
どんなに良い記事を書いても、タイトルで引き付けないとそもそも読まれません。
そのタイトルで引きつけるってすごく高いハードルを越えたのに、記事が読みづらいせいで読まずに帰ってします。
これって勿体ないよなーと思います。
長い間、一番読みやすい記事の書き方はなんだろうと追及していました。
ようやく読みやすい記事の書き方のヒントとなるものが見つかったので書いていきたいと思います。
目次
読みやすい文章は読みずらい文章の反対である
文章って不思議なもので、同じことを言っていても人によって読みやすい文章、読みにくい文章が存在するんですよね。
文章が読みにくいと説得力も弱くなりますし、なによりSNS等でのシェアがされる可能性は低いです。

サイト訪問者の流入元としてSNSが強い力を持つ現状で、SNSでシェアされないことは流入元をオーガニックサーチ一つに絞ることになります。
オーガニックサーチのメリットは上位に残れば大量の流入が確保できる。
デメリットとしては上位に表示され続ける記事を書くのは大変。
このサイトはオーガニックサーチメインで集客してます
オーガニックサーチで集客をするってことは、読者はあなたを知ってる人ではないのです。
つまり、「○○さんが書いた記事だから多少読みづらくても読むか」が発生しません。
読みにくい文章だった場合、人はすぐ去っていきます。
じゃぁどうすれば読みやすい文章を書けるのか。
答えは単純でした。
自分が読みづらいと思う文章の反対のことをすればいいんです。
読みやすい記事は人によって違いますが、読みづらい記事ってのは基本的にあらゆる人に共通します。
ブログやメディアで興味あるタイトルだったからクリックしたけど
「うわ・・・このブログ読みづらい・・・」
ってなったことがある人も多いですよね。
そのとき、
「このサイトは漢字の含有率が○○%近くあるから読みづらいな」
「画像の配置が微妙なせいで読みづらいな」
「改行の数が少ないから読みづらいな」
なんて分析はせず、なんとなく読みづらいって人が大多数だと思います。
そうなんです、人の脳ってなんとなくで物事を判断するんです。
が、なんとなくっていうのは、言葉通りに適当に脳が考えて判断を下しているのではないです。
その人の経験してきたことをを0.1秒単位で処理した結果、読みやすい、読みにくいを瞬時に判断してるんです。
つまり、読みやすい、読みにくいを判断するのは第一印象であり、かつ一瞬なんです。
これをマーケティング用語的に言うと、ファーストインプレッションを大切にすると表現します。
つまりサイトの第一印象が悪ければ読まれないし、良いなら読まれるということです。
人もサイトも同じですね。

今のWebにおいてブログだろうが、メディアだろうが、読みにくい文章ってのは本当に読まれません
先週、読んだ記事を覚えてますか?
ここ一週間で読んだ記事を覚えてますか?
多くの人は少し考えて”思い出す”と思います。
思い出すってことは記憶に残らなかったのです。
この質問に対して即答できる人は、昨日読んだ記事だろが一年前の記事だろうが即答できます。
それが記憶に残る記事ってことなのです。
読みにくい記事って、記憶に残らないんですよね。
人間って嫌な記憶、辛い記憶、価値のない情報はすぐに消えるように出来ています。
そうしないと脳が処理しきれないからです。
忘れるって実は幸せなことなんです。

人は忘れることで、辛い出来事や、嫌な思い出に耐えることが出来ます。
価値が無い情報を忘れることで、新しい知識が習得できます。
そうして人間が生きていくうえで、大切な記憶だけが蓄積され続けます。
が、読みにくい記事を作るって事は、読者の記憶に残らない使い捨ての記事になります。
いやでしょ。せっかく書いたものが読まれて5分後には忘れられるのって。
じゃぁ頑張りましょう。工夫しましょう。
工夫をすることがキュレーターではなく、Webライターに求めらることです。
では、どうやって読みやすい記事の作り方を習得しましょうか。
読みやすい文章の作り方のヒントは、読みやすい文章にあるのではありません。
読みづらい記事にあるのです!
人によって、読みやすい文章の考え方は違います。
男性は硬い表現の言葉を好む傾向にありますし、女性は柔らかく擬音が多い記事を好む傾向にあります。
若い人なら横文字を好みますし、高齢の方なら横文字は理解できないかもしれません。
同じ人間でもここまで読みやすい文章に差があります。
しかし!読みづらい文章ってのは老若男女共通なんです。
読みづらい文章を学ぶ
これから書くことは私自身が「どんなに良いタイトルでも、この記事は読まねぇな」と思うことリストです。
つまり、これの反対を行えば20代前半Webの世界に生きている男性は、その記事を読みやすいなと判断します。
反面教師としてご参考ください。
①改行が無い
よくあるんですよね。改行を一切しない記事って。これは読者がどうやって記事を読んでいるのか、どうすれば読みやすい記事になるのかを一切考えずに、書きたいことをただ書いているブログに多いように思えます。オウンドメディアだったり、Webメディアとしてサイトを所持している企業は割と改行を多く使用し、読みやすさを意識してるところが多いですね。と、試しに一切改行をせず書いてみましたが、ご覧の通りすごい読みづらいです。改行をしないとどうなるのかって言うと、画面が黒く塗りつぶされるんですよね、文字で。読みづらい記事というのは読者にとってストレスになります。テレビでも「ストレスに弱い人間」と言われていますが、人間ってストレスに対して嫌悪感をすごい持つ生き物なんです。これが適切な位置に改行を入れない例の一つです。
②画像が無い
文字って読んでても疲れるんですよ。
特に文章を読むのが好きじゃない人にとって、文字しかないサイトを読むのは苦行以外のなにものでもないです。
そういうと「小説や文庫本とかも文字だけじゃないか!」という意見が出てきますが、Webの文章と文庫本との大きな違いの一つが、本は金を出して買い、Webは無料で読めるということです。
無料で読めるってのが非常にネックなんですよね。
金を払って読む小説や参考書は、多少読みづらくても読みますよね。
これは「金払ったんだから読まないと勿体ない」という心理が働くからです。
が、Webだと多くの記事が無料で読めます。
無料で読めるってことは、少しでも読みづらかったら読者は去ってしまうんですよね。
こちらからは何も対価を出してないから「勿体ない」って思考がなくなるからです。
読まなかったからといって何も損はしません。
これが何度も「Webライターは書き方を工夫しろ」とこのサイトで言い続けている理由です。
読みづらいものは読まないんですよ。
だって無料だし、こちらに何の損もないんだから。
心が惹かれない
本屋にいくと様々な書籍が棚に並べられていますよね。
小説が好きな人ならわかると思うのですが、本を手に取る時、なにを基準に選んでますか?
おそらく作者・表紙の絵(写真)・タイトル・裏表紙あたりだと思います。
Webでも同じことが言えるんです。
Webは数億の本が並んでいる巨大な本棚です。
では、小説を買うときに選ぶポイントをWeb記事に置き換えみましょう。
作者⇒サイト管理者ないしライター
表紙の絵⇒アイキャッチ画像
タイトル⇒記事のタイトル
裏表紙⇒リード文
つまらないタイトルは本棚に並んでもいても手に取られません。
妥協したアイキャッチ画像を使うと、読者の心をキャッチできないかもしれません。
リード文がつまらないと、せっかく手にとっても本棚に戻されてしまうかもしれません。

いかに、タイトルが大切なのか、アイキャッチが大切なのか、リード文が大切なのかが良くわかると思います。
さらに難しいのが、これらって正解がないんですよね。
人にって心惹かれるタイトルは違いますし、好きなイラスト、好きな色使いも違います。
ただ、限りなく正解に近づける方法が一つあります。
それは自分が書く記事の読者を仮定することです。これを通称、ペルソナを決めると言います。
年齢、職業、宗教、趣味嗜好、家族構成等々。
ブログ記事でここまでやる人は少ないと思いますが、コンテンツマーケティング業界ではいかに細かいペルソナを想定するかが成功するかどうかのキーポイントとなっています。
もし、「どうも自分の書く記事のウケが悪いなと思ったら」もう一度、自分のサイトのペルソナを考えると、答えが見つかるかもしれませんね。
書き手の書きたいことばかり書いてある
例えば、エビチリのレシピを調べたいと思い「エビチリ レシピ」で検索したとします。
とりあえず一番上に表示されたサイトを開きました。
タイトルには「家族も大絶賛!美味しいエビチリの作り方!」と書いてあり、これは期待できそうだ!と思い読んでみます。
が、サイトの前半部分はサイト管理人が作ったエビチリがいかに家族から好評を得たのか、いかに称賛されたのかをひたすら書いてある記事でした。
あなたはそのサイトを読み続けますか?

多くの人はブラウザバックをすると思います。
なぜブラウザバックしたのですか?だってあなたが知りたいエビチリのレシピが書いてあるかもしれないんですよ?
そうなんです、検索エンジンを使う人は手っ取り早く答えが知りたい人なのです。
エビチリ レシピ で検索する人はエビチリのレシピさえ分かれば良くて、それを考案した人の感想なんぞ何の価値も持たないのです。
これが書きたいものを書くことの弊害です。
「書きたいこともかけないなんて、記事を書く意味がないじゃないか!」
と、思う方もいるかもしれません。
そこで大切になるのが思わず読みたくなるような工夫です。
例えばさっきの例を出すと、エビチリの感想を書いてある部分に超おいしそうなエビチリの写真が載ってたらどうでしょう?

こんなにすごいエビチリが作れるのか!
と読み手を「わくわく」させることも可能です。
そうなると、読み手は最後まで読んでくれるかもしれません。
記事はあなたの一人舞台です。
観客を楽しませるも、退屈させるのもあなた次第なのです。
まとめ




読んでくれてありがとう!