ドラクエ的視点から見るサイトの成長とSEO

実は、今から話すことは誰にも話したことが無いです。

2年ほど、SEO会社で働いてきて様々な経験をしてきました。
・・・苦い経験が8割でしたが。

そんな中で、新しくドメインを取得し、運用をしようと考えている人用の「こうすればSEOって成功するんじゃないか?」といった考えを持ちました。

実際、自分のサイトもこの手法である程度まで成長を遂げています。

「良い記事を書けば人は来る」なんて当たり前のことは言いません。ここで話すのはもっと基本的なことです。

「記事作っても誰も来ねーよ!」と泣き叫ぶ前に、少し立ち止まって考えてみてください。

そして勇者は生まれ、冒険に出る

ドラクエってあるじゃないですか。

ある日突然、「今日からお前は勇者だ!魔王を倒して来い!」とブラック企業も真っ青なことを言い出す王様の命令の元、勇者が魔王を倒す旅に出るゲームです。

王様から100ゴールドとか渡されて、それで武器防具を買う人、薬草を買う人、使わないで取っておく人などいろいろな人が居ますよね。

最初の出だしは違えども、そこからやることというのは全員同じです。

町周辺のモンスター(スライムとか)を倒し、レベルアップをしてゴールドを稼いで、武器防具をそろえる。

そして次の町へ、次のダンジョンへと向かう。

進むたびに敵も強くなっていき、弱い装備では倒されてしまいます

その為、進むだけではなくレベリング(モンスターを倒してレベルアップすること)や、金稼ぎ(メタルスライム狩りとか)して自分自身を強くしていきます。

これって、新しくサイトを立ち上げた時と全く同じことなんですよね。

勇者は自分を振り返り、答えを見つける

こっからSEOのお話に入ります。

例えば、あなたが新しくサイトを作ろう!と思ってドメインを取得してサイトを作ったとします。

これはドラクエで言う「勇者誕生」の部分です。

さっきのドラクエの話で分かると思いますが、勇者がまずやらないといけないことは自分の周辺の弱いモンスターを倒すことからです。

ここで勘違いをする人が非常に多いです。

つまり、何も装備が揃っていない、レベルも足りないのに魔王の手下に挑んだり、魔王自身に挑んだりするのです。

そういう人はいきなりビックワード(月の検索回数が1万以上、10万以上など)で上位を取ろうと頑張ります。

ドラクエとかのゲームを一回でもやったことがあるなら分かると思いますが、ヒノキの棒で魔王は倒せません。

そんなことは誰もが分かっていることなのに、SEOに限って言うと「ヒノキの棒と鍋のふた、数えるばかりの薬草」装備で魔王に挑む人が非常に多いです。

そうなると、当然倒せません。
どんなに頑張っても誰もサイトに訪問しません。

だから「記事を書いても上位に出ない!誰もサイトに来ない!SEOはクソ!」と、なるのです。

勇者は経験を積み、己の力量を知る

じゃぁどうすればいいのかと聞かれれば、これも答えは簡単です。

あなたがまず倒すべきは、スライムです。
ここで言うスライムとは俗に言う「スモールワード」と呼ばれる、検索回数が100以下の物です。

まずはあなたのサイトの装備を揃え、レベルアップを目指しましょう。
その為にはまず、経験値を手に入れなければなりません。

経験値とはつまり訪問者(PV)のことを指します。
RPGではどんなに強い敵と戦っても、負ければ経験値は0です。

日常生活では「いい経験になったな!」なんて結果よりも経過を評価されることもありますが、RPGとSEOの世界でそんな甘いことはありません。

どんなにビックワードで上位に出そうと頑張っても、訪問者が0ならサイトに対する経験値は0です。

あなたが最初にすべきことは、どんなに少ない数でもいいので経験値を積むことです。
経験値を積むことで、あなたのサイトは強くなっていきます。

そこでようやく、ミドルワード、ビックワードを狙っていけるようになるのです。

勇者に対する評価が上がり、隣町で噂される

サイト運営にそんな時間かけられねーよ!今すぐ結果が欲しいんだ!

と言った人も居ると思います。

特に、企業のメディア担当者とかはすぐに結果を出さないと色々と面倒なことになりますね。
さらに、世の中にはSEOが長い時間をかけて成果を出すものだと理解していない人たちが想像以上に多くいます。

そんな人たちを上司に持つ人たち用に、サイトの経験値を一気に積み上げる方法が存在します。

それが「バスマーケティング」と呼ばれるものです。
簡単に言ってしまえば、ソーシャルネットワークでシェアされるコンテンツを目指すこと。

例えば、「ある町で勇者が生まれた!すごいことだ!」と話題になったとします。
みんながこぞって勇者を一目見ようと、様々な町から人が集まってきました。

あなたは一躍有名人になりました!

毎日のようにあなたの顔を一目見ようと何百人の人が訪れます。

勇者を知らない人たちも「なんかたくさん人が集まってるけど、実は彼すごい人なんじゃない?」と、期待を高めます。
結果的に、一時的ですが勇者に対する評価が高まりました。

みなさんも応援されるとやる気が出たり、褒められると頑張りたくなる経験がありませんか?

世間での噂になって、多くの人の目にとまること。
これがバズマーケティングと同じです。

あなたが作ったコンテンツがソーシャルで数多くシェアされれば、多くの人があなたのサイトに訪問します。

これで一躍、人気サイトに躍り出ることができました。

彼らはこう言います。

こんなコンテンツを作る人はきっと他の記事も面白いに違いない。
次の記事はまだかな?

バズが起きるような記事を毎回投稿できればいいのですが、そうもいきません。

RPGだってどんなに勇者が有名になっても、いつまでたってもスライムしか倒せなかったら「期待外れだな」と人は去っていきます。

バズマーケティングの難しいところとして、永続性が無い点が挙げられます。

たまたま、作ったコンテンツが一気にソーシャルでシェアされて、多くの訪問者が訪れても「実はたいしたことないサイトだった」となれば、人はどんどん訪問しなくなっていきます。

逆に、ソーシャルでシェアされて初めて「こんなすごいサイトあったのか!」と多くの人に知られることもあります。

バズマーケティングは一気に経験値を積むチャンスではありますが、それに依存しすぎるのは非常に危険です。
ギャンブル要素が強いのです。

ただし、バスマーケティングで成功しているメディアも存在します。
LIGとかオモロコとかバーグハンバーグとかですね。

彼らを例えるなら「常に全速力で走り続けなければいけないメディア」です。

一度止まってしまえばメディアとしての価値は落ちてしまいます。
彼らは常に走り続けることを評価されているからです。

個人的には、こういったバスメインのメディア運営って凄い大変だろうなとは思っています。
読むのは好きなので、応援してます。

復活の呪文を使いますか?はい いいえ

ブラックハットSEOと呼ばれるものがあります。

昔は、サイトに対して大量にリンクを張り付けたり、ワードサラダに代表されるような「精度の悪かった過去のGoogleをだます」形で作られたコンテンツが評価された時期がありました。

が、今はもう言うまでもないですがそういったことには全てGoogleは対応してきています。

が、ここ最近で騒がれているのが2つあります。
それがコピーコンテンツとフェイクニュースサイトです。

キュレーションサイトと呼ばれる「複数のサイトから情報をまとめたサイト」が一時期、いろいろな場面で検索上位に出ている時期がありました。

オリジナルコンテンツを作った身からすれば、自分たちが一生懸命書いた記事をごっちゃ混ぜにしたコンテンツが上位に並んでいるんですから全く面白くなかったでしょうね。

画像の盗用、コンテンツのパクリ、様々なことが2016年後半~2017年前半で騒がれました。

これに関してはGoogleは何度かのアップデートを行い、かなりの数の大規模サイトが大幅なペナルティを受けました。

また、ここ最近騒がれていたのがフェイクニュースサイトです。

これに関してはGoogleは既にオウルアップデートと言う形で対応しましたが、簡単に言ってしまえば情報元の曖昧な情報を数多く掲載しているサイトが上位に表示されるのってどうなのよ?ってことから始まった一連の流れです。

一時、「ホロコースト」で検索すると「ホロコーストは嘘だ!存在しなかった!」といったようなサイトが上位に並んでいた時期がありました。
今では、ホロコーストの事実を正しく伝えるサイトが上位にでるようになっています。

コピーコンテンツも、フェイクニュースサイトも、Googleは実行しているサイトに対して「ペナルティ」と言ったものを課しています。

SEOのことをあまり詳しくない人に説明すると、Googleが与えるペナルティは「検索順位を下げるor検索順位に表示させなくする」といったものです。

既に世界中の8~9割の人がGoogleという検索エンジンを使っています。
あなたの今使ってるかもしれない「Yahoo!」も実はGoogleの検索エンジンを使っているんです。

そんなGoogleからペナルティをもらうということは、サイトにもよりますが膨大な影響を受けます。

そして、ペナルティの度合いにもよりますが「Googleが与えたペナルティを解除するのは、皆さんが想像している以上に厳しい審査」があります。

Googleは基本的に、ペナルティを与えたサイトにペナルティの理由を細かく説明することはしません。

あなたはGoogleが定めたルールに違反しました。だから検索順位にペナルティを与えて順位を下げました。
私は身に覚えがありません。どこがルール違反なのか教えてください。
それを教えることはできません。ただ、あなたらGoogleが定めたルールに違反しています。違反箇所を修正してください。
それっぽいところ直すか・・・。)違反と思われる箇所を直しました。再審査をお願いします。
再審査の結果、違反箇所が修正されていません。Googleが定めたルールに沿った修正を行ってください。

ペナルティをもらうと、このような会話がひたすら続きます。

Googleはどこが違反しているのかを教えてくれるほど、優しくありません。

つまり、「どこかが違反しているらしいけど、どこが悪いかが分からないままペナルティが解除されない」といったことが頻繁に起きます。

ドラクエでは復活の呪文を唱えれば、死んでも灰になっても復活できます。
しかし、SEOの世界の復活の呪文は生半可なレベルではできません。

サイトの成長が遅いからと言ってブラックな部分に手を出すと、結局泣くのは自分になるので気を付けましょう。

まとめ

SEOはドラクエと同じで、ゆっくりと成長していくものです。
チートコマンドや便利な裏技、ショートカットは存在しません。

今すぐ結果を出したいのであれば、SEOよりもリスティング広告やPR広告などに手を出しましょう。
それか、大金を払って一流のSEO会社に仕事を依頼しましょう。

ことSEOに関していえば、金をけちるとあまり良い思いはしないので注意が必要です。

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ABOUTこのブログを書いている人

いくつになっても生魚が食べられない20代。焼き魚は大好き。 SEO会社で働いており、コンテンツマーケティングを担当。 記事も書けて、ディレクションも出来るWebディレクターを目指してます。