先日、ラスベガスで行われたPUBCON(世界中のSEO関係者が集まるイベント)にて、Googleが「PCとモバイルのインデックス(サイトに対する評価)を分ける」という”ニュアンス”を出した。
今回はモバイル ファースト インデックスと、今後Web担当者がすべきことに関して書いていきたい。
目次
モバイル ファースト インデックスとは?
既にモバイルの検索数はPCを超えており、常日頃からモバイルに適したサイトを作成するようにとGoogleは言い続けていた。
ただ、今のGoogleのサイトに対するデータベースはすべてPCサイトを基準にされている。
しかし、ついにGoogleは今までPCのデータベースでモバイルのサイトの評価をしていたところを、PCはPCのデータベースで、モバイルはモバイルのデータベースでサイトの評価を行うらしい(Googleの正式発表はまだ)。
これをモバイルインデックス、もしくはモバイル ファースト インデックスと呼ぶ。
モバイル ファースト インデックスでリンクはどうなる?
モバイル ファースト インデックスの懸念点の一つに”リンク”がある。
検索順位の変動に対して、リンクの有無が関係していることは今更いうことでもないが、モバイルでは別サイトに対してリンクを張るという文化がない。
果たしてGoogleはモバイルにおける、リンクに関する評価をどうするのだろうか?
これは完全な予測になるが、モバイルインデックスに関しては純粋なリンクの優先順位が減り、SNSなどのシェアリンク数が少し影響を持ち始めるのではないかと思ってる。
(現状、SNSのリンク数は直接の順位変動に影響ないとGoogleは明言している)
とはいえ、SNSにおけるリンクはスパムしようと思えばいくらでも出来る。
今は絶賛身売り中のTwitterとGoogleはデータベースを繋げようとしていたが、果たしていかに。
Web担当者がすべきこと
今、Web担当者(ブロガー)がすべきことはなんだろうか。
いかに羅列しよう。
・モバイル対応
いまだに、スマートフォンでの表示に対応していないサイトは存在する。
本当にサイトの運営をし続けるつもりなら、モバイル対応は今すぐ行うべきことだ。
これは何もサイトデザインに限ったことではなく、コンテンツデザインもそれに含まれる。
対話型コンテンツとか絶対盛り上がると思うよね。
あとはSiriとかの音声検索にどうやって対応するかが問題点。
・サイトのhttps化
Googleはすべてのサイトはhttps化されるべきであるとのことをPUBCONで発言している。
さらに、2017年にはchromeユーザーに対して、httpのサイト訪問時に、セキュリティに関する注意文言を表示させる。
可能なら年内に対応すべきだ。
・サイトの高速化
サイトの表示速度は速ければ速いほど素敵だ。それ以上のことを言う必要はない。
自分のこのブログももっともっと早くしなければならない。
まとめ
PUBCONに関するブログは今後たくさん出てくるだろう。
それに伴って、そのブログを読んだ人間が適当なことを書いてそれが変にバズることも絶対起きる。
今は片耳半分に話を聞いて、Googleの正式発表を待つのが一番ですね。