読みやすい文章を書くための技法は隙を作ること

おかげさまで、様々なコンテンツマーケティングのお仕事を頂いている一二三です。

最近は、他者のコンテンツだけでなく、自社運用のメディアコンテンツの作成も行っているのですが、改めて「読みやすい文章とはなんぞや」に関する答えが少し見てきました。

読みやすい文章とは「隙と好きがある文章」です。
・・・半分ギャグです。では、実際に見て行きましょう。

完璧な文章は読みづらい?

コンテンツマーケティングにおいて、成功の法則は簡単です。
既に上位に表示されているコンテンツを分析し、それに+αすればいいだけです。

と、言うのは簡単なんですが、某医療系キュレーションサイトに代表されるように、「えげつない方法で検索上位に無理やり表示させる」ってのが今はまかり通っています。

過去、大量のスパムリンクを張ることで検索上位に表示させる方法が存在し、それをブラックSEOなんて呼んでましたが、さながらブラックコンテンツですね。

少し話がずれましたが、恋愛に関してこんなことを聞いたことありませんか?

●●さんは完璧すぎて付き合いにくい
●●さんは綺麗すぎて近づきがたい

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人間は、完璧なものを求める一方、いざ完璧なものを目の前にすると尻込みする生き物です。
それは文章においても同じことが言えます。

例えば、論文やwikipedia。
確かに学術的な観点から言えばそれらは「完璧な完成された文章」です。

では、それらの文章は読みやすいですか?分かりやすい文章ですか?

答えはNoです。

確かに、文章としては完璧な完成されたものではあるのですが、完璧な文章=読みやすい文章とはならないのです。

下手なライターほど、完璧な文章に近づけすぎて遠くなってる

文章を書くのが上手くないライターが、Webライターの過半数以上を占めている今のコンテンツマーケティング業界。
1文字0.5円の案件が大量に流れるのも良く分かります。

文章が下手なライターにはいくつかパターンがあります。

①文章力自体がそもそも低いライター
②文章力は普通だが、文章の整形力が低いライター
③文章は普通だが、自我を出し過ぎているライター

などですかね。
①に関してはそもそもお話にならないので、本を読んだり、編集者に頭下げて校正された文章を貰ったりしてください。

自分の担当しているライターにも②③が多いです。
彼らに共通することとして、自分の中の完璧像を勘違いしている点があります。

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Webライターはブロガーと違って、クライアントから明確に「このような文章でこのような内容について書いてください」と指示をされる「仕事」です。
クライアントはあなたの中の「完璧」を求めているのではなく、クライアントにとっての「完璧」を求めているのです。

自分にとっての完璧な文章を書きたいならブログにでも書けばいいのです。

でも、あなたがやっていることは仕事です。仕事である以上、クライアントが納得する「完璧」に近づけないといけません。
では、どうすれば「完璧」に近づけさせられるのでしょうか?

完璧は捨てる。限りなく無難な文章を目指そう

先日、とあるライターの方とお話をする機会がありました。
文章としてはそこそこ良い文章を書く人なのですが③に該当する「文章は普通だが、自我を出し過ぎているライター」でした。

その人に対して

ライアントが求めている書き方はそうじゃない。別のクライアントはそのような文章を求めたかもしれないが、このクライアントは違う。クライアントによって求める文章の基本は異なる

と、いうことを伝えました。

そうすると、ライターから

クライアントによって求める文章が違うことは知らなかった

と、言われました。
ここで大事なのは、編集者にとっての常識(クライアントによって求める文章は違う)は、ライターは知らなかったことなんです。

我々編集者からしたら、クライアントによって求められる文章の質も、温度感も変わってきます。
当然それをライターにも限りなく共有した上で執筆を依頼してますが、最終的な調整を行うのは編集者です。

「ライターが完璧だと勘違いしている文章を、クライアントが求める形に調整する」のと、「ライターが無難に書いた文章を、クライアントが求める形に調整する」ことの難易度は雲泥の差です。

つまり、無難な文章を書けるライターが一番重宝するのです。
なぜなら、一番楽にクライアントの求める文章に調整できるから!

文章が上達したいなら赤入れをもらおう

会社や編集者によって、ライターから来た文章に対する赤入れの扱いは変わっていきます。
赤入れをしっかりと共有するところもいれば、何も言わずに修正するところ、修正した部分を共有するところ、本当に様々な人がいます。

自分も数十人のライターを抱えていますが、「赤入れをください」と言ってくるライターは1割もいません。逆に言えば、「赤入れをください」と言うだけで、あなたはその1割の存在になれる可能性があるのです!

ちなみに私は、赤入れは「欲しいと」言われない限り共有しません。

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なぜかというと、赤入れを共有するのも大変なんですよ。
ただ雑に赤入れを共有したものを共有するだけなら楽ですが、ライターが分かりやすい形で赤入れを整えないといけません。
さらに、入れた赤入れに対してコメントをしっかりと書いて「なぜここが修正されたのか」を分かりやすく書かないといけません。

はっきり言って大変です。何も言わずに自分で修正してクライアントに提出した方が楽です。
ライターの上達?文章力の向上?
ライター自身が「赤入れをください。文章がうまくなりたいんです」と言わない限り、そんな無駄な作業はする気ありません。頂いた文章に対する対価は払っています。
そこから「ライターのスキルアップのための赤入れ」を共有するのは別労働になります。

が、はっきり言って、赤いれをもらわない限り、今いるレベル以上の仕事はもらえません。
逆に言えば「赤入れをください」と言ってくるライターには今いる以上の仕事を与えます。

編集者だって人間です。向上心のあるライターの方が好きなのは当たりまえです。

まとめ

ライターは自分の中の完璧を捨て、「ですます調」基本的な「てにをは」を守った記事を書くようにしましょう。自分の個性を出すのはその次のステップです。

そして、さらに高単価な仕事がもらいたいならしっかりと編集者・クライアントから「赤いれ」をもらいましょう。
赤入れがもらえないような編集者・クライアントなら・・・別のところに行きましょう。
赤入れ共有が面倒くさくて「赤入れないっすよー完璧っす!」って言うクライアントがいないことを切に願います。

読みやすい文章は、文章自体に”隙”を見せて、ほどよく無難な文章にすること。
さらに、クライアントにとって”好き”と思わせれる態度と、文章を書くことです。

現場からは以上となります。

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ABOUTこのブログを書いている人

いくつになっても生魚が食べられない20代。焼き魚は大好き。 SEO会社で働いており、コンテンツマーケティングを担当。 記事も書けて、ディレクションも出来るWebディレクターを目指してます。