一流のSEOは一流のレストランから学べ

今朝、朝日新聞で下記のニュースが流れた。

グーグル、検索順位の強制下げ続々 不適切な手法横行で

先日行われた、キュレーションを狙い撃ちにしたGoogleのアルゴリズムに関するニュースとなっている。

SEOに関しては、何年たっても「難しそう」という概念が変わっていない。
確に、技術面では難しいことも中にはある。
しかし、SEOで成果を出すこと=レストランが成功する方法だと思えばいいのだということに、今朝、財布を落としてこの世の全てに絶望している中で気付いた。

一流レストランはなぜ一流なのか

禅問答みたいな質問になるが、何故一流レストランは「一流」と呼ばれるのだろうか?

多くの人が真っ先に思うのが

料理がおいしいから!

と、なるだろう。

確かに、あながち間違ってはいない。
ここで思い出してほしいのが、あなたも経験があると思う以下のようなことだ。

某日
世界的にも超有名な一流レストランに足を運んだあなた。


これはフランス料理でも、すし屋でも焼肉でも問題ない。頭に思う浮かべたお店で構わない。

メニューを見ると、いつも食べている食事の料金よりも価格が一桁二桁違っている。
下手したら価格が書いていないかもしれない。

(時価ってなんだよ時価って・・・)

そんなことを思いつつ、料理を注文し、一口食べる。

・・・うん、確かにおいしい。
確かにおいしいが、わざわざこの金額を払って何回も食べたいと思うかと聞かれれば疑問が残る。
同じ金額なら、いつも食べてる定食を10回以上は食べられる。
そんなことを思いつつ「おいしいねー」と、会話を楽しむ。

そう、俗に言う「貧乏舌」と呼ばれるものだ。

一回食べれば満足かな?と思った料理でも、自分以外の人たち(特に金持ち層)に対しては非常に人気となることが世の中には多々ある。
世界的に有名な店や、ミシュランガイドで三ツ星などを獲得するレストランとかだろう。

一流レストランはなぜ一流と呼ばれるのか?

答えは簡単。

そのレストランが狙っているターゲット層が、狙おうが狙わまいが、金持ち、もしくは強力な発信力(グルメ評論家など)を持つ人になるからだ。

どんなに一流レストランになる素質があれども、それを広めてくれる人が居なければ意味がない。
そして、お金を持っている人は基本的に発信力が強い。

一流レストランは、食材やスタッフ教育、立地(家賃)、などあらゆる面で金が非常にかかる。
そのため、必然的に利益を生み出すために、お金を持っている人しか頻繁に来れないレストランになるのだ。

成功するレストランとメディアの特徴

自分のサイトの検索順位を高めたい人にとって、既に結果の出ているサイトを調査するのは問題ない。
ただ、その際に気を付けないといけないのが、果たしてそのサイトは本当に自分のライバルなのか?という点だ。

想像してほしい、あなたはイタリアン料理のオーナーだ。


店のメニューはどれも1000円以下。リーズナブルな価格で、ほどよく客が入ってくる。

そんなお店のオーナーが、

おれはイタリアンレストランのオーナーだ。だから世界で一番成功している一流イタリアンレストランの○○をライバルにするぞ!

と言っても意味がないだろう。

そのイタリアンレストランのオーナーがターゲットにすべきライバルは、同価格帯で同立地にあるようなイタリア料理の店であって、一流イタリアンレストランではない。

そもそも、戦うフィールドが違うのだ。

Webサイトも同じで、検索上位に出る=ライバルになるとは限らない。
例えば、あなたがWebサイトの運営者で、とあるキーワードで上位になりたいと考えた場合、上位サイトを調査するだろう。
もし、その上位に出ているサイトが大企業が運営しているメディアが連なっていたらどうだろうか。

SEO業界に身を置いてるので分かるのだが、企業がSEOに掛けている金と時間は膨大だ。


というのも、どの企業も常にSEOに力を掛けているため、常に進化し続けないとライバルに追いつかれてしまうのだ。
一度1位をとっても、その1位を維持するためには常にSEOの施策をし続けなければならないのだ。

ここで話を戻そう。
では、一般的に成功するレストランはどんなことを意識して作られているのだろう?

まずは根本的な料理の質だ。これはレストランのオーナーが有する資産にも関連してくる。
お金持ちであれば、素材の選別に力を入れ、高級な素材のみを扱うことができる。
一流シェフも雇えるかもしれない。

次に、宣伝。どんなに良い料理を作っても、だれもその店の存在を知らなければ意味がない。
雑誌への宣伝費、ホームページの制作、チラシ配り、クーポン配布など、やることは多々ある。

そして口コミ。実際にお店に足を運んでくれた人がいても、その人たちがSNSなどで

あの店の料理まずい!サービス悪すぎ!トイレ汚い!

と言ったら意味がない。
お客さんに満足してもらい、そこから良い口コミを発信してもらい、さらなる集客につなげなければならない。

そして改善。現状に満足することなく、様々なサービスを改善しなければならない。
スタッフ教育や、店内の清掃、新メニューの立案などもそうだろう。

まとめると、

料理の質
宣伝の数
口コミの拡散
サービスの改善

これが、成功したいレストランが意識すべき、最低限のことだろう。

では、次にWebサイト。成功するWebサイトはどのようなものを意識して作られているだろうか。

まずは根本的なコンテンツの質だ。これは運営者の技能に強く依存する。
読みやすい文章、読まれるタイトル、どれくらいの文量で作るのか。
これらに関する知識や技能があればあるほど、より良いコンテンツを作り出せる。

そして宣伝。リスティング広告や、他メディアへの露出などがこれに当たる。
レストランも店を出していれば人が来ることもあるが、広告を出せばもっと訪問者が増える。
Webサイトもネットに公開さえしていれば人は来るかもしれないが、広告を出せば訪問者は一気に増える

そして口コミ。実際にサイトに足を運んでくれた人がいても、その人たちがSNSなどで

あのサイトの情報ほんまつっかえないわー。嘘ばっかやん!

となったら意味がない。
訪問者に満足してもらい、そこからリツイートやシェア、リンクの設置をしてもらわなければ、Webサイトは大きくならない。

最後に改善。サイトを作って放置、ではなく、その時の流行りに合わせてサイトデザインを改善したり、表示速度の改善など、やるべきことは終わらない。

まとめると、

コンテンツの質
宣伝の数
SNSの拡散
サイトの改善

これが、Webサイト(メディア)が意識すべき、最低限のことだろう。

レストランとWebサイトは密接な関係がある

成功するレストランは下記のことを意識していると書いた。

料理の質
宣伝の数
口コミの拡散
サービスの改善

では、実際に下記のことをメディアに落とし込んでみよう。

料理の質=コンテンツの質

まずい店に誰も来たがらないように、コンテンツがひどいサイトには誰も訪問しない。
その際、注意しないといけないのは「自分のメディアはだれをターゲットにしているのか」を明確にすることだ。
マーケティング用語で「ペルソナを設定する」とも呼ぶ。

街のワンコインを売りにしている定食屋が、高級素材を使った一食1万円の料理を作っても意味がないのとおなじだ。

宣伝の数=リスティングなどにかけた金額

ここははっきりって、金をかければかけるほどいい結果が出やすい。
金の力は偉大だ。ただし、どんなに金をかけても、料理がまずい(コンテンツがひどい)店に、お客は二度と来ないので気を付けよう。
身に余る宣伝は身を滅ぼす。

口コミの拡散=SNS拡散

バズ、ソーシャル拡散など言われる分野だ。
個人的にバズマーケティングは好きじゃないが、集客に対して一定の効果を持つことは確かだ。

人は「自分が知った知識を他人に教えたい欲(教育欲)、自分が教えた知識に対して「そうなんだすごいね!」と言われたい欲(承認要求)」を持っている。
綺麗事は言わない、教育欲と承認欲求を刺激するコンテンツを作ればSNSで拡散されやすくなる。
人間の欲を刺激するのだ。

サービスの改善=サイトの改善

過去アップロードした記事のリライトや、加筆。
サイトの表示スピード改善の為の施策。
デザインの変更などやることはたくさんある。
これは正直終わりが無いとおもうので、一生付き合うつもりで考えておくといいだろう。

まとめ

自社サイトを上位に表示させるために、既に上位に来ているサイトを分析するのもアリだろう。
しかし、どんなにコンテンツを投入しても、順位が全く上がらないWebサイトもあるかもしれない。

もし、どこかでSEOに関してつまづきを感じた時は、

自分のWebサイトがレストランだったら、どの層に来てほしいのか、どの程度の規模になりたいのか、どこまで資産(金・時間)と折り合いをつけるのか、客観的に見て本当に行きたいと思うWebサイトなのか

を振り返れば、違う発見があるかもしれない。
なお、財布はまだ発見されていない。

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ABOUTこのブログを書いている人

いくつになっても生魚が食べられない20代。焼き魚は大好き。 SEO会社で働いており、コンテンツマーケティングを担当。 記事も書けて、ディレクションも出来るWebディレクターを目指してます。