※この記事で使用する「キュレーター」は、学芸員を指すキュレーターとは別の意味合いで使ってます。
キュレーターって言葉があります。
これは元々は美術館や博物館で保存している資料に関する鑑識や研究を行う人のことです。
最近だと、展覧会を企画運営する人もキュレーターと呼ぶそうですね。
色々なコンテンツマーケティングの事例や、成功例。失敗例を見て思うことがあります。
Webライターってなんだろうって。
適当なサイトから情報を集めて、1つのコンテンツに作り上げるだけの仕事をする人を果たしてWebライターと呼んでいいのだろうか。
情報を集めただけって・・・それただのキュレーターに過ぎないじゃん。
ここ数年で、キュレーションサイトと呼ばれるものが多く出てきました。
情報過多な時代で、それらの情報を一つにまとめにしようというサイト形態ですね。
代表格で言うとNAVERまとめとかですかね。あのサイトは近い内消えると思いますが。
今回は様々なサイトから情報を集めて、あたかも自分はこのテーマに詳しいです!的な顔をする多くのWebライターのことをキュレーターと定義し、話を進めて行きたいと思います!
目次
日々、消費されていくコンテンツ
あなたが去年読んだ記事で、印象に残っている記事を3つ上げてください。
時間は5秒です。

これに答えれる人間が何人いるのでしょうか?
つまり、それだけ多くのコンテンツが読み捨てられているのです。
なぜ、こんなにも印象に残る記事が少ないのでしょうか?
正直、(ちゃんと記事をかける)Webライターの数が足りてないからって部分もあると思いますが、多くの記事が、情報を集めただけの薄っぺらい記事であるからと私は思っています。
コンテンツマーケティングって※ペルソナを決めて、あとはライターにキュレーション(あえてライティングと書きません)させて「はい、終わり」じゃないんですよ。
記事の文量が増えてもいいから、他のサイトにはない個性をコンテンツ部分で出すのが、真のコンテンツマーケティングだと思います。
SImple is best? 冗談は寝てから言え
「Simple is best」という言葉があります。
Simple⇒簡単・単純
is ⇒は
best ⇒一番
何事もシンプルが一番であることを示した、昔から言われ続けている言葉ですね。
果たしてこれは正しいのでしょうか?
例を出すと、スーパーマリオというゲームがあります。
これを、シンプルに説明するとこうなります。
スーパーマリオを一度でもプレイしたことがある人は、この文章で伝わると思います。では、スーパーマリオを知らない人がこれを聞いても理解できるでしょうか?
シンプルに表現するということは、そのテーマに関して分かっている人に対しては効果を持ちます。
しかし、マリオを知らない人からしたら「マリオってなんだ?ピーチってなんだ?桃か?」と、なります。

シンプルに書くと、自分が伝えたいことが伝わらない場合がある。
これがシンプルイズベストのデメリットです。
インターネットという様々な人が読む場所で記事を載せる場合、常に最悪の状態を想定して記事を書くべきです!
つまり、今回のスーパーマリオを説明する文章の正解としては
と、なります。






ただ、検索上位に表示させたい場合はそうもいかないんだよね。
検索上位に出るってことは、多くの人に見られるって事だからね。
そのために、文量が多くても読まれるための、読みやすい工夫ってのが大切になるんだ
専門用語を使うことは悪なのか
そのため、ライターが書いた記事を読むことがあるのですが、ライターに多いのが分かりやすく書いてるはずが、逆に分かりずらいことです。
ライターの方に仕事の依頼をするときは具体的なテーマと、参考資料、そして文字数を指定して書いてもらいます。
という依頼だった場合、一人暮らしの光熱費の参考資料を渡した上で執筆をしてもらいます。
そうなるとライターは、参考資料を元にGoogleなどで調べたりして記事を書きます。

「専門用語を使う」これが悪とは言いません。
専門用語を使えば、なんとなくそのジャンルに詳しそうな”ソレ”っぽい文章が簡単にできます。
しかし、そうやって何も考えずに書いた記事は読者の為になるのでしょうか?
適当なサイトから集めた情報を1つにまとめて、記事を作り上げることに意味はありますか?ライターに求めるのはそんなものじゃありません!
と、叫びたいところではありますが、多くの企業が求めているコンテンツがキュレーションレベルであるのも確かなんですよね。
1記事に対して力を入れると時間も、金も、人も・・・とにかく時間がかかります。
金もかけず、大量のコンテンツが欲しい!となった場合、様々なサイトから情報を集めただけのコンテンツになりがちです。
本来、ライティングは自分の知っているジャンルの記事しか書かないのが普通だと思います。
ただ、最近多いのが「そのテーマは知らないけど調べて書きますね」と言って集めた情報をコピペして文章をつなげただけの記事が多いです。
SEOを意識したライティングと、読者を意識したライティングの違い
SEOを意識したコンテンツは、必然的に教科書みたいなコンテンツになるんですよね。
ライターの想いは一切載っておらず、ただ”便利な記事”であるだけ。
そんな記事って読んでて面白くないんですよね。

様々なキーワードを拾いあげ、ネットに転がっている誰が書いたのかも分からない記事を集めて「これがコンテンツマーケティングです」と叫ぶ企業が非常に多いように感じます。それって結局、ほかのサイトと差別化できてないんです。
なぜなら、情報を集めたサイトって簡単にほかのサイトに取って変われるんですよ。情報を集めて記事を作ることは誰でも出来るんですから。そんな記事だけを作るコンテンツマーケティングは私は嫌いです。
だってそんなコンテンツ、ライターの居る意味ないじゃん!
そして想いが乗ることで、そのサイトに対するファンが増えます。
ファンが増えると「この記事を書いてライターさんって良い文章書くな、自分もこの人に仕事依頼したいな」と思う企業が増え、Webライターの地位向上にも繋がります。
サイトに対するファンも増え、Webライターの地位も向上するWin-Winの関係なんですよ!
と思います。
いろんなサイトの情報をあつめるだけの仕事でライターなんて名乗るなら、キュレーター(Webライター)とでも名乗れば良いんですよ。そんなん。
まとめ



