予想どおりに不合理を読んでWebライターに思うこと

先日、予想どおりに不合理という本を買った。

この本は行動経済学者のダン・アリエリーという人が書いた本です。
行動経済学は最近学び始めた学問なんで詳しくないですが、結構有名な人らしいですねー。

「現金は盗まないが、鉛筆は平気で盗む心理とは」
「チョコレートを定価より安く買える場合と、無料でもらえる場合。金を払う人は平均5個持っていくのに、無料の場合は平均1個しか持っていかないのはなぜか」
「社員をやる気にさせるために、福利厚生を高めることは意味がない?」

などなど。
人間はどこまでも滑稽で不合理であることを説いた本です。

その中で、自分が過去に書いた「記事を書き上げた直後に公開をしないほうがいい理由」に関係する実験結果があったので是非とも紹介します。

注意!下記の実験は性的な要素を含みます。

性的なものに対して嫌悪感を持つ方はご注意ください。

人間は興奮状態で正常な判断を下せるのか

アメリカの大学で男子学生25名を集め、とある実験が行われた。
実験内容としては、まずは下記の内容に関して回答をしてもらう。
その際、回答する時の条件として「非興奮時の状態で、自分が性的に興奮している状態であると仮定して回答する」というルールがある。
ぜひとも回答していってほしい。(特に男性)
※クリックで拡大されます。

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結論から言うと、どの学生もとても紳士的な回答をした。
自分はたとえ性的に興奮していたとしても、女性に対しては紳士でいると答えたのだ!
いいねー、いいねー!

では、次に。
今度は本当に性的に興奮した状態で、同じ質問に対して回答してもらった。
具体的には、ポルノ動画を見ながら回答してもらったり、グラビア雑誌を読みながら回答してもらった。

理論上は、学生たちの回答は前回と変わらないはずだ。
(だって彼らが「自分は性的に興奮していても紳士だ!」という回答をしてるからね)

では、実際に結果を見てみよう。

※クリックで拡大されます。

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なんということだ!
どの男性も、性的に興奮している自分を想像して回答したものよりも、悪い回答結果が出たのだ!

この実験結果から分かることは、男性は性的に興奮しているとき、自分が思っているほど紳士でいられないということだ。

これは何も、男がエロくて悪い奴だ!という短絡的なことを言いたいのではない。
人間は、自分が思っている以上に自分のことを知らないのだ。
そして自分に甘いのだ。リンツのチョコレート並みに甘いのだ。

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女性でこの実験を行わなかったのは、一般的に男性が女性よりも性的興奮に弱いからです。女性でもバーゲンセールを舞台にした、興奮状態に関する別の実験は行っています。男女差別じゃないよ!

誰しも心にジキルを抱えている

ジキル博士とハイド氏というものを聞いたことがある人もいるだろう。
これは ロバート・ルイス・スティーヴンソンの代表的な小説の1つで、二重人格である主人公をテーマとした小説だ。

あらすじはこうだ。

舞台は19世紀のロンドン。
医者のヘンリー・ジキル老いて日々暴力に走る父親を元に戻したい一心で「人の善と悪を切り分ける」薬を発明する。
これは人に対して使えば「その人から悪意を取り除ける」という素晴らしい発明だった。
ジキルはこの薬での人体実験の許可を医師理事会に出すよう要請するが、理事会は「それは神への冒涜だ」と言い、人体実験を拒否。
失意のジキルは夜の街のパブ(居酒屋)へ向かう。
そこで知り合った娼婦のルーシーの「私は普段、日常の自分と仕事をしているときの自分を切り分けている」という言葉に解決法を見出す。
それは「自分の自身を実験体とし、薬を自分で飲む」というものだった。
そしてジキルは自分の研究室に戻り、薬を飲んだ。
頭痛、痛み、光悦感。様々な感情が彼を襲う。
目を覚ますと、そこにいたのは紳士的なヘンリー・ジキルではなく、ひたすら暴力だけを求めるエドワード・ハイドだった・・・。

どんなに紳士な人間であっても、自分の心の中には別の人格を持っているという小説だ。
ジキルとハイドは今ではミュージカルとしても多く演じられているので、時間があれば見てみると良いかもしれない。自分もまだ見たことない。

さて、上記で行われた実験だと、人間は自分が思っているほど善ではないことが証明された。
人間は、興奮時にはだれもがハイドになる可能性を秘めている。
興奮時には正常な判断が行いづらくなるのだ。
ああ、人はなんと不合理なのだろうか!

日を置いて、文章を読み直すメリット

これで分かっていただけただろうか。
記事を書き上げた直後、人間は興奮状態に居る可能性が高いです。
つまり、「自分の書いた記事は完璧だ!なにも問題がない!」と思いがちです。

ただでさえ、人間は自分のミスを認めたがらない生き物です。
自分がミスをする訳がないという前提が人間にはあります。

興奮状態だと、記事内でのミスや誤字、表現のブレに気づきにくいです。
恋は人を盲目にさせる、という言葉にもあるように興奮時には正常な判断が下しにくいのです。

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正常な判断を下すにはどうすればいいのか。
それは、記事を書き終わった直後の興奮時に読み直すのではなく、日を置いて非興奮時に記事を読み直すことです。
これをすることで、興奮時に見抜けなかった誤字や、違和感を見つけやすくなると思います。
こういった工夫が出来るWebライターは少ないです。

少ないってことは、これが出来るだけであなたはWebライターとして他の人達と差別化できるのです!
これは非常に強みになります。

まとめ

の通り!りこさんも書いた文章は日を置いて読み直した方が良いと言ってたね。
りこさんの場合は永年培ってきた経験でそれを学んだんだろうけど、こうして実験結果として出るってことは正しいんだろうね
行動経済学は心理学にもつながる部分があるから、心理学に興味ある人はいろいろと本を読んでみると面白いかもね

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ABOUTこのブログを書いている人

いくつになっても生魚が食べられない20代。焼き魚は大好き。 SEO会社で働いており、コンテンツマーケティングを担当。 記事も書けて、ディレクションも出来るWebディレクターを目指してます。